50 km Gobi Ultra Marathon
2015.12.03 大石 由美子

50 km Gobi Ultra Marathon

50 km Gobi Ultra Marathon


 ある日トレラン仲間から、ゴビ砂漠のレースに行けないかとの連絡がありました。
砂漠というまだ見たことのない世界に興味津々、ものすごく行きたい!
しかし急な話、レースまで2週間ちょっとしか日にちがありません。土日を含めて5日間の日程。会社の休みを3日間取れるかが問題でしたが、上司に相談したところ、背中を押してもらえ今回のレースに参加することができました。

ワクワクして友達に話すと、春に飛んでくる黄砂はゴビ砂漠から来るんだよとか、中国は大気汚染で…とか言われて少し不安もあったけど、とんでもない。ゴビ砂漠はとても素敵な場所でした。

大会当日は見事に快晴、青い空とベージュの砂漠がとても綺麗でした。遥か彼方に果てしなく広がる地平線。まわりには何もない爽快感が本当に気持ちよかったです。砂漠を走るというより、まるで砂漠という空間を泳いでいるよう、そんな感覚でした。

50kmのコースは変化に富んでいて、飽きることなく走り続けられました。ウルトラマラソンのルールということで、エイドはほぼ5km間隔ごとに設置されていました。
ボランティアの方たちもたくさんコース上にいてくださって、ジャイオ、ジャイオ!(がんばれ、がんばれ!)と、親指を立てて一生懸命応援してくれ、本当に励みになりました。

参加人数は世界27か国、200名ほどのランナーが集結、噂によるとそのうち100名が招待選手ということでかなりハイレベルのレースとなることが予想されました。

友達とビリにならなきゃいいね(泣)と、今回はレースというより砂漠を思う存分楽しもうと、淡々と走ることにしました。すると20km過ぎたあたりで先行していた男性中国人ランナーが、指を4本立て私の方に何か言っています。「もしかして4位?」と思いながらも半信半疑。そのまま走り続けると、先のほうに女性ランナーらしき姿が見えてきます。「もしかすると彼女を抜けば3位かな、ってことは賞金ゲットのチャンス?」と下心が芽生え始めました。なんとこの大会は、日本円にして賞金総額約600万円の超高額賞金レースだったのです。

何とかその女性ランナーを捉えることができましたが、正式な順位は分かりません。
ちょうどその少し先26km地点に日本人スタッフの方がいらっしゃったので、「今、私は女性で何位ですか?」と聞いたら3位ですと教えていただき、確信に変わりました。
そこからはこの順位を維持できたらいいなと、「イチニッ、サンシッ、おっ金、おっ金」とせっせとがんばって走り続けました(笑)

でもあと15km、10kmとゴールに近づくにつれ、ゴールするのがもったいない、まだまだこの素晴らしい砂漠を走り続けていたいと、ゴールしてしまうことが悲しくなってきました。

巨大なゲートが見え、ついにゴール地点に着いてしまったのですが、3位のポジションでゴールすることができました。レースが終わったのは悲しかったのですが、入賞できたことはとても嬉しかったです。背中を押してくれた上司や会社の皆さんに、素晴らしいお土産ができました。

行きに2日、帰りに2日と移動に時間が掛かりますが、それだけ掛けても価値のある場所です。道中に高速鉄道から見る風景や、滞在先である酒泉の街もとても素敵なところです。料理もとても美味しかったです。そして何よりあの砂漠の空間を味わいに、またぜひ訪れたいと思います。

今回の旅の装備品

UltraSpire Spry パープル EagleCreek ECリンクシステム29 EagleCreek コンフォート トラベルピロー
 OutdoorReserch スピードセンサーグローブ  EagleCreek パックイットフォルダーS  Clifbar CLIF SHOT® Energy Gel


【追記】
今回の旅のお供に、eagle creekのLync System29を購入しました。
今まで十数回海外に出かけているのですが、いつも大きなハードケースを利用していたので、ソフトケースの耐久性や容量に多少の不安はありました。
しかしこのeagle creekのLync System29はすばらしい。
本体自体2410gと超軽量なのに、容量は74Lあります。見た目以上にとても作りがしっかりしており、収納していた荷物も大丈夫でした。
片道飛行機2回、高速鉄道に4時間、その間バス移動2,3回と荷物とともに移動することが多かったのですが、キャスターの動きも滑らかだし、ダッフルバッグのように持って使用することもできます。ストレスなく快適な旅を送ることができました。

また、旅を終えると完全に分解でき、コンパクトにスタッフサックに収めることができることもポイントです。アパートのような居住空間でも収納に困りません。
パーツに番号がふってあり、その番号の通りに組み立てていけば女性の私でも短時間で分解・組み立てをすることができました。これからキャリーバッグ購入を考えている方に、ぜひおすすめです。

レポーター紹介
大石 由美子
大石 由美子

トレイルランナー
トレランに出会ってわずか1年で北丹、野沢、ハセツネで優勝。2013年ではITJ、スリーピークス、ハセツネ、神流、修行走で優勝。最近では、富士登山競争山頂コース女子4位、尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター女子2位、STY女子2位、長安フォードゴビウルトラマラソンでは総合3位、修行走ロング女子2位と大活躍。海と山をこよなく愛するトレイルランナーです。

レース経歴: 
2013年 : ITJ - 優勝、スリーピークス - 優勝、ハセツネ - 優勝、神流 - 優勝、修行走 - 優勝
2014年: OSJ新城 - 優勝、ハセツネ30K - 優勝、東丹沢 - 優勝、道志村 - 優勝、忍野 - 優勝、スリーピークス - 優勝、北丹沢 - 優勝、野沢 - 優勝、富士登山競争5合目 - 優勝、おんたけスカイ - 優勝、フランス ニボレリバード - 2位
2015年: 東丹沢 - 優勝、道志村 - 優勝、富士登山競争山頂コース - 4位、尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター - 2位、STY - 2位、長安フォードゴビウルトラマラソン - 3位、修行走ロング - 2位