スノーボーダー渡邉雄太のオフトレ
2015.06.16 渡邉雄太

スノーボーダー渡邉雄太のオフトレ

スノーボーダー渡邉雄太のオフトレ

皆さん初めまして、CLIF BAR, HILLEBERGのサポートを受けているスノーボーダーの渡辺雄太です。
僕は通年を通してカナダのブリテッシュコロンビア州にある、ウィスラーというリゾート地に住んでいます。冬期間はプロスノーボーダーとして活動し、残りのシーズンは大工仕事と自主制作マガジン「IN DEEP」の制作をしながら生活を送っています。

初めてフィールドレポートを書く訳ですが、今回は冬のアクティビティーを楽しむ方達にとって大切なオフトレについて書きたいと思います。オフトレといっても、僕の場合はジムに通ってマシーンに股がる訳でもなく、バーベルを持ち上げる訳でもありません。以前は北米で流行中のクロスフィットと呼ばれるトレーニングを取り入れていましたが、あるとき鏡の前に立ち、ポーズを決めている自分にハッとしました。怪しいエゴイズムに走りそうになった自分が鏡の中で「ニッ」と笑っていたのです。危ない、危ない。このトレーニングが原因で筋を痛めた事もあり、クロスフィットはワンシーズンで辞めました。もちろん、体が締まっている事はスノーボードをする上で必要な事ですが、やり過ぎは体を重たくするのでよくありません。スノーボードの場合、筋力そのものよりも体を上手く使うコツであったり、バランスや柔軟性が重要だと思います。

その為に、僕がオフトレとして取り入れているのが、「ロッククライミング」「スクランブリング」「アルパインクライミング」「マウンテンバイク」です。沢山ありますがどれも中途半端です(笑)。でも、気持ちは本気です(笑)。本気でやれば遊びもオフトレになる、、、はず?

「ロッククライミング」はいつも体をみてもらっている整体の先生に勧められて始めました。クライミングの体の柔軟性とバランス、そしてコア(体幹)のトレーニングになります。あと一手、と言う状況での精神的な強さも必要とされるので、トータル的にバランス良く自分を鍛えることができる遊びです。

「マウンテンバイク」は心肺機能を鍛えるのに最適です。森の中を走っている感覚はスノーボードのそれと変わらない物ですし、単調な道を同じスピードで走り続けるのではなく、状況が変わるトレールの中で勢いを付けて漕いだり、漕がずにバンクを使って踏んだりしながらスピードをコントロールしますので、脚の筋肉をバランスよく刺激することが出来ます。実は僕が住んでいる家は森の中にあり、庭からそのままバイクトレイルに出られるのです。仕事後に1時間バイクを漕ぐだけで充分な疲労感を味わえるものです。

「スクランブリング」と「アルパインクライミング」は要するに「登山」ですが、「スクランブリング」は基本的にロープを使わない登山。両手を使って登るような場所もありますが基本的には脚で登れる登山、アルパインクライミングは普段僕が冬に滑っているような山や斜面を登るので、滑るラインのイメージをしたり、ロープワークを学ぶのには最適な遊びです。登りたいなーという山を本やネットで調べて、それに合わせて準備して登ります。どの筋肉を鍛えるとか、心肺機能を鍛えるという考え方ではなく、山の中での勘を養ったり、トータル的に「強く」なるための遊びだと思っています。

という具合で、どれも中途半端と言われればそれまでですが、トレーニングというよりはそれぞれの遊びを少しづつ上手くなりたいという気持ちで楽しんでいれば、自然とスノーボードのトレーニングになると思ってやっています。楽しむ意識が無くなってしまっては良い滑りも出来なくなってしまいますからね。皆さんも是非、夏のオフトレに本気の遊びを取り入れてみて下さい。

レポーター紹介
渡邉雄太
渡邉雄太

バックカントリースノーボーダー
主な活動拠点: ウィスラー
主な活動内容: スノーボードビデオHeart Filmsの撮影。カナダ、日本、アラスカのバックカントリーで撮影を行っています。山へのアプローチはスノーモービル、スプリットボード、ヘリ、エアープレインなど。あらゆる手段を使い、未知の山を開拓し、滑る事で自信のスノーボードを表現しています。年齢:32歳 生まれ:神奈川県産まれ 、北海道育ち