2022.09.02

A&F BOOKSから『むう風土記』 が出版されます。

【A&F BOOKSから『むう風土記』 が出版されます。】

2022年9月20日刊行予定の新刊『むう風土記』 が出版されます。

『むう風土記』
著者:松鳥むう
四六判上製 304頁イラスト100点以上 定価1,980円(10%税込)
ISBN978-4-909355-35-5 C0077

失われつつある日本の伝統が鮮やかに蘇る!
食文化、伝統行事、地域の伝承……。
時を紡ぐ体験を通じ、温かな人々に出会う。
人や環境が変わっていくと共に、生活も食も必然と変わっていく。
現状維持も大切かもしれない。
でも、変わっていくコトも、それはそれで、また、文化のひとつだ。(本文より)

目次
郷土の食と文化を通じ、地域の魅力を再発見!
茶節 (鹿児島県)
海の鰹と山のお茶とが出会って生まれたお薬ごはん
イクラと石油(新潟県)
冬の宝石と古代の燃ゆる水
白エビ(富山県)
メジャーに上り詰めたアイドル
沖縄てんぷら(沖縄県)
戦後復興とともに生まれたソウルフード
どぶろく祭り(岐阜県)

老若男女が唄い踊る祭事
オコナイとふなみそ(滋賀県)
楽しく変化して受け継いでいく神事
納豆餅(滋賀県・京都府)
滋賀と京都の知られざるソウルフード
鯨食文化となべぞうせ(長崎県・佐賀県)
生命を助け、頂く
酒田まつりとあんかけ文化(山形県)
庄内と関西を繋ぐモノ
シモツカレ(栃木県)
強烈な姿の神聖なる行事食

目次詳細
●茶節
海の鰹と山のお茶とが出会って生まれたお薬ごはん
不思議な飲み物 008
茶節を求めて三千里!? 012
鰹と緑茶のミラクル・マジック 014
元気の素、そしてのんべえの安らぎ 017

●イクラと石油
冬の宝石と古代の燃ゆる水
田んぼを抜けた先の宿へ 024
鮭と石油の能代川 028
宝石イクラのお値段は? 034

●白エビ
メジャーに上り詰めたアイドル
高岡の居酒屋は別世界!? 038
嬉しい番狂わせ 044
シンデレラ・ストーリー 048

●沖縄てんぷら
戦後復興とともに生まれたソウルフード
〝定点パトロール〟という名の食べ歩き 054
名店の予感 061
戦後復興のなかで生まれたモノ 064
テビチスープ会での出会い 067
発見と驚きの連続、那覇ヲタツアー 071
御嶽とカーはなぜ神聖なのか? 077
那覇ヲタのオススメてんぷら 083

●どぶろく祭り
老若男女が唄い踊る祭事
5ヵ所で行われる白川村のどぶろく祭り 088
小さな集落・平瀬温泉のゲストハウス 090

胃薬はマスト!? 095
国策で失われてしまったモノ 097
朝からどぶろく三昧 099
そこは桃源郷だった 102
どぶろくが醸し出す世界 112

●オコナイとふなみそ
楽しく変化して受け継いでいく
オコナイという予祝行事 120
よそと雰囲気が違う梓河内 121
のんべえの遺伝子 127
変化するコトで行事は残る 132
神様からのプレゼント 138
笑い声あふれる民俗行事 143
神様の願い 147

●納豆餅
滋賀と京都の知られざるソウルフード
近畿圏も納豆好き!? 152
〝きな粉+塩〟の衝撃 156
仰木集落のソウルフード 159
バリエーション豊富な京北の納豆餅 164
平安宮中のハレの日ごはん 169

●鯨食文化となべぞうせ
生命を助け、頂く
『ピノキオ』の世界のその先へ 176
年の瀬の築町商店街 178
長崎の正月料理オンパレード 182
福江島の捕鯨基地へ 186
鯨賓館ミュージアム 188
イルカの背ビレは子どものオヤツ 193
鯨の骨の鳥居 204
新たな鯨料理を求めて 207
午前10時の濃い目のオヤツ 210
鯨の骨切り唄保存会のおばあちゃん 213

骨切りの生き証人 217
いざ!!〝なべぞうせ〟とご対面 220
生命の循環 228

●酒田まつりとあんかけ文化
庄内と関西を繋ぐモノ
関西人にとって〝あんかけ〟とは何か 236
酒田の三大祭りごはん 239
それは似て非なるモノだった 242
どこまでも〝あんLOVE〟な酒田 246
あふれる酒粕愛 249
獅子パックンの謎 253
「酒田の大火」に思う 256
繁栄の象徴としての〝甘さ〟 260
雪国のグラスの向こうに 266

松鳥むう(まつとり・むう)
イラストエッセイスト。離島とゲストハウスと民俗行事をめぐる旅がライフワーク。その土地の日常に、ちょこっと混ぜてもらう旅が好き。著書には『トカラ列島 秘境さんぽ』(西日本出版社)、『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『あちこち島
ごはん』(芳文社)、『ちょこ旅 沖縄+離島 かいてーばん』『ちょこ旅 小笠原&伊豆諸島 かいてーばん』(以上、スタンダーズ)、『島旅ひとりっぷ』(小学館)などがある。季刊誌「うかたま」(農山漁村文化協会)で「日本あちこち食べ歩き 郷土ごはん」連載中。

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