トレイルランのワールドチャンピオン、キリアン・ジョルネが自ら記した精神の旅の記録。山に登ること、走ること、自然の中で生きること、そして栄冠がすべてではないこと。生い立ちから、制覇した山岳レース、レースを共にしたパートナーたち、そして自然への想いを綴る。
この本には、人間の限界を軽く超えていくとんでもないことがさらっと描かれている。自分に正直に、真摯に生きるキリアンに深い敬意を覚えると同時に、勇気 が湧いてきた。
「ここにずっといたい。雲の上を、峰から峰へ尾根伝いに走って山とひとつになっていたい」