ISBN978-4-909355-29-4 C0070
マリア・ジビーラ・メーリアン 蟲愛ずる女
¥3,740(税込)
自然史を愛好する人には、必読の書物。養老孟司氏推薦!
十七世紀に生まれた画家であり、博物誌の草分けでもある女性の生涯と事績を丹念に描いた類を見ない書物。
主人公紹介
Maria Sibylla Merianマリア・ジビーラ・メーリアン彼女は13歳の時、今後の生涯をかけて自然を学び、蝶の変態の謎を研究すると心に決めた。1660年、カール・リンネが生物の分類を考案する数十年前、チャールズ・ダーウィンが自然選択の理論を発表する数世紀前のことである。マリア・ジビーラの持ち前の好奇心は、彼女をヨーロッパの庭園から南アメリカの密林へと導いた。培った絵画の技術により発見を正確に描き出すことができた彼女は、観察結果を研究帳に書き留めた。やがて彼女は、世界初の生態学者、昆虫学者のひとりに数えられ、同時に高名な芸術家として名を馳せるようになる。今日では、数十種の動物、植物がマリア・ジビーラを称えて名付けられており、また彼女の絵画は世界中の博物館の収蔵品となっている。野心、苦難、忍耐の物語。マリア・ジビーラの生涯はひとえに、前人未到の冒険であった。
著者のjeyarani kathirithamby
マレーシア出身の女性昆虫学者で、イギリスで博士号を取り昆虫の研究に現在も取り組んでいます。
監修者の中瀬悠太
1985年三重県生まれ。日本学術振興会特別研究員PD, 昆虫学者、現在は長野県松本市の信州大学理学部にて豊かな自然を最大限活用して研究を行っている。著書「かがやく昆虫の秘密」、「昆虫はもっとすごい」など