むう風土記
ISBN978-4-909355-35-5 C0077

むう風土記

松鳥むう
¥1,980(税込)

失われつつある日本の伝統が鮮やかに蘇る!
食文化、伝統行事、地域の伝承……。

時を紡ぐ体験を通じ、温かな人々に出会う。
人や環境が変わっていくと共に、生活も食も必然と変わっていく。
現状維持も大切かもしれない。
でも、変わっていくコトも、それはそれで、また、文化のひとつだ。(本文より)

目次

目次
郷土の食と文化を通じ、地域の魅力を再発見!
茶節 (鹿児島県)
海の鰹と山のお茶とが出会って生まれたお薬ごはん
イクラと石油(新潟県)
冬の宝石と古代の燃ゆる水
白エビ(富山県)
メジャーに上り詰めたアイドル
沖縄てんぷら(沖縄県)
戦後復興とともに生まれたソウルフード
どぶろく祭り(岐阜県)

老若男女が唄い踊る祭事
オコナイとふなみそ(滋賀県)
楽しく変化して受け継いでいく神事
納豆餅(滋賀県・京都府)
滋賀と京都の知られざるソウルフード
鯨食文化となべぞうせ(長崎県・佐賀県)
生命を助け、頂く
酒田まつりとあんかけ文化(山形県)
庄内と関西を繋ぐモノ
シモツカレ(栃木県)
強烈な姿の神聖なる行事食

目次詳細

目次詳細
●茶節
海の鰹と山のお茶とが出会って生まれたお薬ごはん
不思議な飲み物 008
茶節を求めて三千里!? 012
鰹と緑茶のミラクル・マジック 014
元気の素、そしてのんべえの安らぎ 017

●イクラと石油
冬の宝石と古代の燃ゆる水
田んぼを抜けた先の宿へ 024
鮭と石油の能代川 028
宝石イクラのお値段は? 034

●白エビ
メジャーに上り詰めたアイドル
高岡の居酒屋は別世界!? 038
嬉しい番狂わせ 044
シンデレラ・ストーリー 048

●沖縄てんぷら
戦後復興とともに生まれたソウルフード
〝定点パトロール〟という名の食べ歩き 054
名店の予感 061
戦後復興のなかで生まれたモノ 064
テビチスープ会での出会い 067
発見と驚きの連続、那覇ヲタツアー 071
御嶽とカーはなぜ神聖なのか? 077
那覇ヲタのオススメてんぷら 083

●どぶろく祭り
老若男女が唄い踊る祭事
5ヵ所で行われる白川村のどぶろく祭り 088
小さな集落・平瀬温泉のゲストハウス 090
胃薬はマスト!? 095
国策で失われてしまったモノ 097
朝からどぶろく三昧 099
そこは桃源郷だった 102
どぶろくが醸し出す世界 112

●オコナイとふなみそ
楽しく変化して受け継いでいく
オコナイという予祝行事 120
よそと雰囲気が違う梓河内 121
のんべえの遺伝子 127
変化するコトで行事は残る 132
神様からのプレゼント 138
笑い声あふれる民俗行事 143
神様の願い 147

●納豆餅
滋賀と京都の知られざるソウルフード
近畿圏も納豆好き!? 152
〝きな粉+塩〟の衝撃 156
仰木集落のソウルフード 159
バリエーション豊富な京北の納豆餅 164
平安宮中のハレの日ごはん 169

●鯨食文化となべぞうせ
生命を助け、頂く
『ピノキオ』の世界のその先へ 176
年の瀬の築町商店街 178
長崎の正月料理オンパレード 182
福江島の捕鯨基地へ 186
鯨賓館ミュージアム 188
イルカの背ビレは子どものオヤツ 193
鯨の骨の鳥居 204
新たな鯨料理を求めて 207
午前10時の濃い目のオヤツ 210
鯨の骨切り唄保存会のおばあちゃん 213

骨切りの生き証人 217
いざ!!〝なべぞうせ〟とご対面 220
生命の循環 228

●酒田まつりとあんかけ文化
庄内と関西を繋ぐモノ
関西人にとって〝あんかけ〟とは何か 236
酒田の三大祭りごはん 239
それは似て非なるモノだった 242
どこまでも〝あんLOVE〟な酒田 246
あふれる酒粕愛 249
獅子パックンの謎 253
「酒田の大火」に思う 256
繁栄の象徴としての〝甘さ〟 260
雪国のグラスの向こうに 266

著者

松鳥むう(まつとり・むう)
イラストエッセイスト。離島とゲストハウスと民俗行事をめぐる旅がライフワーク。その土地の日常に、ちょこっと混ぜてもらう旅が好き。著書には『トカラ列島 秘境さんぽ』(西日本出版社)、『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『あちこち島ごはん』(芳文社)、『ちょこ旅 沖縄+離島 かいてーばん』『ちょこ旅 小笠原&伊豆諸島 かいてーばん』(以上、スタンダーズ)、『島旅ひとりっぷ』(小学館)などがある。季刊誌「うかたま」(農山漁村文化協会)で「日本あちこち食べ歩き 郷土ごはん」連載中。

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