ISBN978-4-909355-02-7
トレイルズ
¥2,420(税込)
自分の足元に伸びる道は、どこへ続くのか。歩き、考え、書く──人間という存在への根源的問い。2017年全米アウトドアブック賞を受賞「ワシントン・ポスト」「エコノミスト」「ウォールストリート・ジャーナル」をはじめ各紙誌で話題!
歩くことを通じて、人間の存在と行動の起源に迫る。米国東部のアパラチア山脈に沿って続くアパラチアン・トレイル。全区間スルーハイクを行った著者は、足元に伸びる道に疑問を抱く。「トレイル=道」はどのようにできたのか?発展する道とすたれてしまう道の違いとは? 根源的な疑問への答えを求めて、世界各地をめぐり、はるか昔の化石や動物の行動に関する最新の研究成果を求め、ネイティヴアメリカンの生活と思想、さらに東洋哲学の「道」に至るまでを訪ねる遠い旅に出た。
夢枕 獏(作家・本書より)
「実に刺激的な本である。道とは何かという旅を通じて、人間とは何か、人類とは何か、そういう場所まで我々を運んでゆく」
ワシントン・ポスト
「トラベローグ、社会学、歴史、哲学が巧みにブレンドされ、動物と人間の一生の中心を占めるトレイルという存在に関する思索」
エコノミスト
「放浪者の夢。アームチェアに座っていても楽しめる」
ボストン・グローブ
「博物学であり、科学的探究でもある。だが何より、この本は人生という旅路に関する深く人間的な思索だ」
ウォールストリート・ジャーナル
「何マイルにもおよぶウィルダネスの旅について、そして旅それ自体の意味を問う精神的な探究について書き記す、歩く哲学者だ」
カーカス・レビュー
「思慮深い歩き手にして書き手である著者が、わたしたちを新たな発見の旅に導いてくれる。それは道そのものとその意味を探し求める一風変わった旅路だ」