アウトドア・サバイバル技法
半世紀に及ぶロングセラー。サバイバル本の原典にして歴史的名著、いま日本版誕生!
文明の利器にたよらず、厳しい自然環境のなかでも生き抜く方法一一寒さや暑さ、渇きに対処し、火を起こし、シェルターをつくり、食料を探しだすためのスキルの数々。自然界にあるものから道具をつくり、使いこなしていく具体的方法。豊富な体験から得たそれらの知見を一冊にまとめた本書は、長年にわたり多くの読者によって読み継がれている。その技法がきわめてやさしく実践的で、科学的な見解と人間に対する無限の包容力を宿しているからだ。その日本語版である本書は、オルセンのサバイバル知見について、日本人に向けてさらに分かりやすく伝えるよう工夫もこらしている。便利なカラープレート付。
ロバート・レッドフォード氏絶賛
「ラリー・オルセン氏の本書こそ、サバイバル・プログラムに関する本の中で最高のものである。人は雪や高地でどのように適応していくのか、あるいは熱気や不毛の荒野でどのように対応していくのか、そのような人間の適応能力に対するオルセン氏の知織は膨大なものだった。」
赤津孝夫
「OUTDOOR SURVIVAL SKILLS アウトドアサバイバル技法」はA&Fが新規で出版事業を立ち上げ、最初の出版物になった記念すべき本です。この本は当社が創立した1977年当時、原書のままで販売していた本の一冊でいつかは日本語訳で出版したいと思っていた本です。訳者は友人の作家である谷 克二でアートディレクターは当社カタログを作って頂いている芦沢泰偉です。もともとアウトドアを指す意味にサバイバルを意識し、学ぶことが含まれています。バックパッキングが始まった1960年代後半に出版されたこの本は既に6回の改訂版を重ね、長期に渡りアウトドアに興味を持つ人達に読み継がれています。 シドニー・ポラック監督、主演ロバート・レッドフォードで,伝説のマウンテンマンJeremiah Johnsonを描いた邦題“大いなる勇者たち”で著者がアドバイサーをつとめ、更にこの本を有名にしました。サバイバルの技術書と思われますが、訳者のあとがきで述べているように著者“ラリー・オルセンが語っているのは、人間の精神の美しさと大自然に対する畏敬の念なのです。”エイアンドエフの原点というべき本を御堪能下さい。