バックパッカ ーの荷物を守る、唯一無二のトラベルセ キュリティギア「パックセーフ」

「ぼくらはバックパッキングを推奨しているじゃないですか。ですから、バックパッカーがつくった、バックパッカーが喜ぶような道具なら、やるべきだと思ったんですよ」

どうして「パックセーフ(pacsafe)」を扱うことになったのかとたずねると、当然のなりゆきとでもいわんばかりに赤津孝夫会長はこう答えた。
A&Fとパックセーフが出会ったのは、アメリカのソルトレイクシティで行なわれた2005年のアウトドアリテーラーショーでのこと。多くのメーカーが最新作を並べ、世界中のディストリビューターやインポーターが集うこの展示会で、パックセーフは「カブー(KAVU)」の隣にブースを出していた。パックセーフ代表のロブ・スクリッパーとマグナス・マクグラシアンが、カブー代表のベイリー・バーに「日本でいいディストリビューターを知らないか」と相談したことがきっかけだった。

 

ステンレスワイヤーのメッシュでバッグを丸ごと覆うパックセーフ。4サイズあり、22Lから最大140Lのバッグまで対応。使わないときは小さく収納できる。

1998年に創業したパックセーフは、トラベルセキュリティギアのパイオニア。来年20周年を迎える。ロブとマグナスは、あるヨットの航海でいっしょになり意気投合する。世界中を旅して盗難などのトラブルも経験してきたふたりは、そんな嫌な思いをしなくてもすむようにとセキュリティに特化したトラベルギアのブランドを立ち上げた。
最初のヒット作は、その名も「パックセーフ」。ステンレスワイヤーのメッシュでバックパックやダッフルバッグを丸ごと包み込み、柱などに固定して荷物を守る。1999年、『BACKPACKER』誌でエディターズチョイスを受賞したこの製品を皮切りに、これまで数々のトラベルセキュリティギアをリリースしてきた。

 

若かりしころの創業者のふたり。ロブ・スクリッパー(左)はデザインを担当し、マグナス・マクグラシアンが営業を担当する。20年にわたる良きパートナーだ。左上の写真は、現在のふたり(ロブが右)。ブランドのロゴは海亀。体を甲羅に入れて守る亀はセキュリティの象徴としてふさわしいし、ふたりが出会った海を思い出させてくれる。

「トラベル用品はそれまでもありましたが、彼らがオリジナルでユニークなのはセキュリティに特化したことでしょう。カバンの生地にステンレスメッシュが織り込んであったり、ポケットにはスキミング防止機能があったりと、製品には旅するなかで生まれたアイディアが盛り込まれています。彼らが開発してきたさまざまなセキュリティ機能には、特許を取得しているものがたくさんあります。ステンレスワイヤーは、シマノが自転車のコンポーネントで使っているのと同じ日本製だそうですよ」

そうした特色を抜きにして、トラベルバッグとして見てもよくできているという。成田空港のA&F直営店でよく売れるというのが、その裏付けになるだろう。目の肥えた旅好きも納得したということだ。
日本で人気があるのはスキミングを防止する「RFIDスリーブ25」、女性にはショルダーバッグ型で持ちやすい「シティセーフCS100」、ビジネスマンにはシンプルなデザインと2WAYが人気の「バイブ40」。バイブ40愛用者の「もう少し小さいモデルがあればいいのに」という声に応えて、2月には「バイブ28」が登場する。11年で築き上げた信頼関係から生まれた、初めての別注モデルだ。
手にするときはご用心を。ターミナルの駅で、国際線の空港で、旅心にあふれるバッグは「仕事なんか放り出して旅に出ようぜ」と語りかけてくるかもしれない。

(文=伊藤俊明 写真=A&F)

*このページは、A kimama(www.a-kimama.com)にて、2018年に連載の「A&F ALL STORIES」を掲載しています。

パックセーフ

多くの旅行者が望むことは荷物の安全、そして確実に保管されていることです。pacsafe (パックセーフ) は鋭利な刃物からバッグの中の貴重品を守ること、確実に施錠してスリや置き引きから荷物を守るためのアイデアを形にしています。セキュリティー機能の高いキャリーバックや旅行用のバック、貴重品やカメラを安全に身につける為の便利なギアを提供します。