PENDLETON メンズ ウールプレイド シャツ
ウールプレイドシャツの歴史
物語の始まり
1924年当時、男性は自分の好きな色のウールシャツを着ることができました。ただし、あくまでもグレーの範囲の中でという制限つきでした。当時もウールシャツは実用的なアイテムでした。暖かく、丈夫で、仕事の最前線で悪天から体を守ってくれる優れた存在です。しかしそれらはどれも単調な色味でした。もちろん、何事にも変化というものがあるものです。
Pendleton毛織工場で、クラレンス・モートン・ビショップは、男性用のウールシャツとして、これまでにない種類の生地を思い描いていました。Pendletonの洗練された製織能力で、ネイティブアメリカンウールブランケットは飛ぶように売れていました。そこで、同じ製織と色使いのノウハウをフランネルシャツに応用したらどうだろうかと考えていたのです。
彼は父親であるチャールズ・プレザント・ビショップに手紙を書きました。「シャツや靴下といった商品も加えるべきだと思うんだ。」C.P.ビショップはこれに賛成し、こう返事を書きました。「ここオレゴン州でのビジネスチャンスには、本当に驚かされてばかりだよ。」彼の息子が生産のオプションについて検討している間、C.P. ビショップが初期のマーケティングを行いました。そして彼は息子にこう書きました。「うちの社員や常連客たちにいい印象をもたせておくよ。これから新しい生地を市場に出すってね。それは他の工場には作れないような素晴らしいものだって。」
多くの実験とハードワークの末、Pendletonの革新的なウマティラ・ウールシャツ生地が誕生しました。豊富な色味を持つ、Pendletonのチェック柄ウールシャツは、1924年当時の市場にとっては全く新しい商品でした。発売開始後、すぐさま市場には大好評で迎えられました。そして、それは今でも脈々と続いてきているのです。
1863 年、イギリス人の毛織物職人であった Thomas Kay が渡米し、オレゴン州第 2 位の規模の毛織物工場運営支援にきたのをきっかけに、1889 年、アメリカ、オレゴン州セイラムに紡績工場を設立し、“ アメリカの良心 ” と呼ばれ愛され続けているウールアパレル・ブランケットブランド。
更に 1909 年には、Thomas の孫が、オレゴン州ペンデルトンの町に近代的な生産設備を備えた紡績工場を建設し、現在に至るまでPendleton の毛織工場の伝統が維持されています。
19 世紀初頭は、ネイティブアメリカン向けの交易ブランケットをそこで自社生産して販売しており、現在に至る様々なネイティブ柄の多くはそれに起因しています。その後、1930 年代には自動車文化開花と同時にモーターローブを開発。その後アウトドア・カントリーライフ向けの質実剛健なメンズウェア、ウィメンズウェアの生産も開始。戦時中は、米軍向けにウールブランケットや軍服なども製造しました。
60 年代には、USA チャートを席巻していたビーチボーイズが元々Pendleton 社のウールシャツを羽織って、Pendleton’s と名乗っていたのは有名な逸話です。 創業 150 年以上たった現在でも創業以来 4世代にわたるファミリー経営を行っており、ウールブランケットだけでなく HOME ウェア全般からファッション性に優れたウールアパレルウェアまで幅広く手掛け、現在では世界中で愛されるウールブランドとして古き良きアメリカンスタイルのファッションを提供し続けています。
取扱店舗に関しましては、店舗検索ページをご参照ください。
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